OEM開発秘話:香水編OEM開発秘話:香水編

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OEM開発秘話
香水編

当社の香水OEM事業は薬機法(薬事法)に基づく認可を受けた専門の工場で製造します。 OEM専門の工場だから小ロット製造が可能です。
長年の実績をいかしたノウハウにより皆様のご要望に臨機応変に対応、経験値があるからこそ安心のサポートが可能です。
もちろん日々のトレンドはキャッチしているので「売れる香水」「好まれる香水」をご提案いたします。


開発秘話

初めてのクライアントであり、開発期間も短い、難易度の高い案件でしたが、社員だけではなく、協力企業もみな一丸となって取り組んだ事例をご紹介します。

クライアント様要望
  • 20代をメインターゲットとした香水
  • 販売時期:夏
  • 開発期間:4ヶ月
完成品原材料
  • オゾン系香料
  • レモン・ヒアシンス
  • 水生植物(ウォーターミント)
ボトル 10㎖

それは1本の電話から始まった

とある、秋も深まった日の朝。昨夜のハロウィンパーティーの余韻も冷めやらぬまま出勤すると、1本の電話を受けました。初めてご連絡頂く方でしたが、香水の開発を依頼したい、というお話しでした。

「これまでに無い、新しい香水を開発したい」

挨拶もそこそこに、クライアントの女性担当者はこう仰いました。そのクライアント企業ではこれまで、いくつかの香水を製品としてラインナップしていとのことですが「来年の夏に向けて新しい香水を開発したい。製品のイメージは『目の覚めるようなさわやかさ』を感じさせるもの」、たったこれだけです。お電話だけでは詳細が分かりかねるため、翌々日に急遽、お打ち合わせの場を設けさせて頂きました。

詳しくお話しを伺うと、本来は別の企業にOEMを発注する予定があったとのことでした。しかい、試作の段階でどうしてもイメージ通りのものができず、急遽、他に香水のOEM製造の受託が出来るところが無いかを探し、当社へお電話を頂いたということが分かりました。

さらに、クライアント企業としては、すでに販売時期がおおおよそ決まっており、社全体でその時期に向けて動き出している、とも伺いました。つまり、この時点で開発期間は半年強。ごく短期間での開発となることを理解しつつも、受託可能な企業を探していたのだそうです。

開発スタート

クライアントとの打ち合わせは数十回に及びました。こちらからご提案した企画内容は、全体的にはすんなりと受け入れて頂いたようです。
ただし、一番、繰り返し行われたのは「今までに無い、さわやかなイメージの香り」を決めるステップ。当初伺っていた「他の企業では上手く進まなかった」とされる工程です。
メインとなる試料Aは決まったものの、それと調合させる試料Bの配合割合を決める工程で、多くの時間を費やしました。試料Aの香りを邪魔せず、それでいてアクセントになる試料Bは、5段階ほど配合割合に変化を付け、テイスティングをして頂きました。するとクライアントの女性担当者の方からこんな言葉を頂きました。

「スーッとする“さわやかさ”はあるが、“目が覚める”というパンチが足りない。それから、少し時間を置いた時に、“透明感のある香り”に変わるようにして欲しい。恐らく(当社の前に依頼しようとしていた企業は)ここが一番難しくて、上手くいかなかったのだと思う。」

そこからまた、社内での会議、ご提案、試作をくり返し、最終的にクライアントの女性担当者に「そう、コレです!私が求めていたのは!」と仰って頂いた時には、すで「桜の開花宣言が待ち遠しい」という時期になっていました。

ただ、比較的早い段階で、ボトルデザインやラベルデザインは決まっていましたので、試料の配合割合を決めるステップと同時進行で、ボトル製造の行程は進めておくことができました。企画から開発、製造までおよそ半年という、かなり駆け足のスケジュールでしたが、社内のスタッフや協力企業と一丸となって、この製品開発は行われました。

商品開発におけるシリスジャパンの姿勢

私たちがこの「最初から難しいと思われる案件」をお引き受けしようと決めたのは、クライアントの女性担当者の「ひたむきさ」だったかもしれません。私たちは商品開発に「心」を込めています。もちろん、企画段階から品質管理、商品の検品工程までを徹底的に管理し、高い品質と安心・安全を、お届けいたします。それと同時に、私たちの心もお届けしたいと考えています。


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